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アッシジの聖フランチェスコ聖堂(イタリア、ウンブリア)

前回から大分が空いてしまった。オルヴィエートの次は同じウンブリア州にあるアッシジ。

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~朝陽を浴びる聖フランチェスコ聖堂~

フランチェスコ修道会の創始者、聖フランチェスコ出生の地として知っている人も多いだろう。スバジオ山という標高1300mもの高い山の斜面に張り付くようにできた、人口僅か2万人程の小さな町だが、キリスト教巡礼地の一つとして、世界中から数多くの人が訪れる。これからご紹介する聖フランチェスコ聖堂の売店には、数十カ国語にも及ぶ案内書が販売されていた(当然日本語も)。どれだけ多くの国の人々がここを訪れるのかが良く分かる。

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~夕焼けに染まる聖フランチェスコ聖堂全景~

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~夕暮れのアッシジの町の麓~

聖フランチェスコは元々富裕な家庭に生まれ育ったが、病気をきっかけに神の啓示に触れ、宗教活動を始める。1210年に当時の教皇インノケンティウス3世の許可を得、従順・清貧・貞潔を会則としたフランチェスコ修道会を設立した。「貧しき人」と呼ばれ、聖堂内には彼が着ていたという、継ぎはぎだらけの修道服が展示されているが、痛々しい位にぼろぼろで、徹底した清貧の中で生きていたのだな、ということが容易に想像できるのだが、かといって、それは暗く、重々しいものではなく、平和と愛をひたすら訴え、小鳥へ向かって説教(聖堂内のジョットのフレスコ画にも描かれている)を行ったと伝えられる彼のイメージは、とても暖かく、優しいものだ。だからこそ、今でもキリスト教徒である無しに拘らず、世界中の人々が彼の足跡を辿りにここに訪れるのだろう。

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~夕陽を浴びる聖フランチェスコ聖堂~

さて、聖フランチェスコ聖堂であるが、死後聖人に列せられたフランチェスコに捧げる聖堂として、教皇グレゴリウス9世の命により1228年に建設が着工される。1253年に完成されたこの聖堂は2層式という特殊な構造をしたゴシック様式で建てられている。外観は非常に簡素だが、内部は上下両層共、一面フレスコ画で埋め尽くされている。特に上層のジョットの手になる聖フランチェスコの生涯を描いた28のフレスコ画はあまりにも有名だが、ここでも非常に残念なことに写真撮影が禁止されており、その素晴らしさをここでお伝えすることができない。かなりボケてはいるが、コンパクトデジカメで隠し撮りをした写真を2枚だけ下に載せておく。雰囲気だけでもお伝えできれば良いのだが。本当に、何故イタリアでは堂内の写真撮影を禁止するのだろう。宗教の場で不謹慎な、ということなのかも知れないが、堂内で、フレスコ画の美しさに感動し、写真を撮っていたとしても、聖フランチェスコだったら、笑いながら、「きれいでしょう、どうぞ、どうぞ」と言ってくれるような気がするのだが。

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~堂内下層~

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~堂内上層~

夕陽が沈み、暗闇の中にライトアップされて浮かび上がる聖堂は、余分な物を一切排除したような簡素な姿でそこに立っており、本当に美しかった。

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~ライトアップ(1)~

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~ライトアップ(2)~

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~ライトアップ(3)~

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クータンス

Author:クータンス
学生時代からフランスとゴシックの大聖堂に魅せられ、紆余曲折の人生を歩んだ結果、フランス永住の道を選択しました。
ここでは、フランスを中心としたゴシックの大聖堂を紹介したいと思いますが、フランスでは夜になると大聖堂は勿論のこと、殆どの歴史建造物がライトアップされます。また、単なるライトアップのみではなく、いくつかの大聖堂では、素晴らしい光のスペクタクルを見せてくれるところもあります。こういった大聖堂の写真も一緒に載せていきたいと思います。

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