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聖ゲレオン聖堂(ドイツ、ケルン)

アーヘンに一泊した翌日はケルンに向かった。やはりアウトバーンは非常に快適。大変走りやすい。70kmほどの距離なので小一時間で着いた。ケルンは言わずと知れたドイツ有数の大都市で、人口は約百万人。百万人超の町なんてパリ位しかないフランスから来ると本当に大都会だ。起源はローマ時代に迄遡り、ライン川に面していることから中世の時代より交通の要衝として発展し、また、宗教上も、8世紀には大司教座が置かれるなど、非常に重要な町であった。

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~聖ゲレオン聖堂円形ドーム~

大司教座が置かれていたからでもあるが、この町には非常に教会堂が多い。有名なケルン大聖堂は勿論のこと、規模の大きいロマネスク様式の聖堂が12もある。どれも個性的で魅力があるが、一つアーヘン大聖堂と同じ集中式を採用している大変美しい聖堂があるので、ケルン大聖堂をご紹介する前に、少しこちらをご紹介させて頂く。

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~聖ゲレオン聖堂西正面~

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~内陣部分、双塔と共にロマネスク様式で建てられている~

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~円形部分、尖頭アーチの窓、フライングバットレス等ゴシックの要素が見られる~

4世紀にここケルンで殉教した聖ゲレオンに捧げられた教会堂で、1151年に着工、1227年に完成している。非常に面白い形をしており、西正面を入ると、アーヘン大聖堂のように、10角の長円形のドームがあり、その延長線上に内陣が存在する。基本的にロマネスク様式で建てられているが、長円形ドームの支え等に小規模なフライングバットレスが使用されていたり、窓が緩やかだが尖頭アーチになっていたりと、ゴシック的要素も採用されている。

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~長円形身廊の四層構成~

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~上部2層はかなり明るい、ゴシック的~

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~奥に見えるのが内陣~

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~朱色の天井と色彩豊かなステンドグラスの調和が美しい~

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~側廊窓の簡素なステンドグラス~

特に特筆すべきは長円形のドームで、四層構成になっており、アーケードの上には初期ゴシックと同様の階上廊トリフォリウムが存在し、その上には擬似廊下のトリビューン、そして最上層には高窓層と、初期ゴシックと同じ構成をしている。ゴシックの身廊同様、上部2層には大きく窓が取られていることからかなり明るい。嵌め込まれているステンドグラスは近代のものだが、色彩豊かで美しい光の帯が地上迄降りてくる。朱色の天井とのコントラストが素晴らしく、見上げると大きなオパールが浮かんでいるかのような感覚になる。この他にも、ドイツには集中式の教会堂が結構残っており、中にはトリアー聖母聖堂のように、完全なゴシック様式で建設された非常に面白いものもあるので、またいずれご紹介させて頂く。と前置きはこれ位にして、次回はケルン大聖堂をご紹介したい。

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クータンス

Author:クータンス
学生時代からフランスとゴシックの大聖堂に魅せられ、紆余曲折の人生を歩んだ結果、フランス永住の道を選択しました。
ここでは、フランスを中心としたゴシックの大聖堂を紹介したいと思いますが、フランスでは夜になると大聖堂は勿論のこと、殆どの歴史建造物がライトアップされます。また、単なるライトアップのみではなく、いくつかの大聖堂では、素晴らしい光のスペクタクルを見せてくれるところもあります。こういった大聖堂の写真も一緒に載せていきたいと思います。

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